けいれん、てんかん
栃木県佐野市高萩町の「おかだ内科・脳神経クリニック」では、けいれんやてんかんに関する専門的な診療を行っています。急に体がガクガクと震えたり、意識が遠のいたりする症状は、ご本人にとっても周囲のご家族にとっても非常に不安なものです。私たちは、日本神経学会、脳卒中学会、脳神経血管内治療学会の専門医である院長を中心に、患者さんの不安を少しでも早く解消できるよう取り組んでいます。当院ではAI機能を搭載した最新型1.5T超電導MRIを導入しており、脳に関する不安な症状に対して即日検査・即日診断を行う体制を整えております。専門医としての確かな知識と経験に基づき、患者さん一人ひとりに寄り添った最適な治療を提供いたします。
けいれん・てんかんの原因
けいれんやてんかんは、脳内の神経細胞が過剰に電気的な興奮を起こすことで発生します。脳は通常、微弱な電気信号を使って情報をやり取りしていますが、この電気信号のバランスが崩れ、一時的に「電気の嵐」が起こるような状態が「発作」です。その原因は多岐にわたり、大きく分けて脳に直接的な原因がある場合と、全身の状態が影響している場合があります。
脳の病変が原因となるもの
脳の構造自体に何らかの変化がある場合、それが刺激となって発作が起こりやすくなります。これを「症候性」と呼びます。具体的な原因としては、脳卒中(脳梗塞や脳出血)の後遺症、脳腫瘍、頭部の外傷、脳炎や髄膜炎などの感染症が挙げられます。特に高齢者の方では、過去の脳血管障害が原因でてんかんを発症することが少なくありません。
身体全体の不調が原因となるもの
脳そのものに傷がなくても、身体の代謝や環境の変化が脳に影響を及ぼしてけいれんを引き起こすことがあります。例えば、極端な低血糖、アルコールの離脱症状、高熱(熱性けいれん)、特定の薬物の影響、電解質バランスの異常などです。これらは「一過性の症状」としてのけいれんであり、原因を取り除くことで改善する場合が多いのが特徴です。
特発性(原因が特定できないもの)
最新のMRIなどの検査機器を用いても、脳に明確な傷や異常が見当たらない場合があります。これを「特発性」と呼びます。遺伝的な体質が関係していることもありますが、けっして「不治の病」ではありません。多くの場合はお薬によるコントロールが可能です。当院では、専門医が細かく経過を観察し、原因の特定に努めています。
けいれん・てんかんによって引き起こされる病気
けいれんという症状の背景には、さまざまな疾患が隠れている可能性があります。単なる「一時的な震え」と放置せず、適切な診断を受けることが重要です。放置することで予後(病気の経過の見通し)が悪化する場合もあるため、早期発見が欠かせません。
てんかん
てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮する発作を繰り返す慢性的な疾患です。約100人に1人が発症すると言われており、決して珍しい病気ではありません。発作の種類は多様で、全身を硬直させるものから、意識が数秒途切れるだけのものまであります。正しい診断と内服治療により、約7割の患者さんは発作のない日常生活を送ることが期待できます。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)
脳の血管が詰まったり破れたりする脳卒中は、発症時やその後にけいれんを伴うことがあります。けいれんが脳卒中の最初のサインであることも珍しくありません。当院では、脳卒中学会の専門医である院長が迅速に評価を行います。脳卒中の詳細については「脳卒中外来」のページを参照してください。
アルツハイマー型認知症などの変性疾患
高齢の方で初めてけいれんが起きた場合、認知症の初期症状や合併症として現れていることがあります。脳の機能が変化する過程で、神経の興奮を抑える力が弱まるためです。気になる症状がある場合は早めの受診をお勧めします。認知症に関する詳細は「もの忘れ(認知症)外来」のページを参照してください。
けいれん・てんかんの処置や治療法
おかだ内科・脳神経クリニックでは、的確な診断に基づき、患者さんのライフスタイルに合わせた治療計画を立てていきます。単に発作を止めるだけでなく、副作用を抑え、質の高い日常生活(QOL)を維持することを目指します。
MRIによる精密検査
診断において最も重要なのは、脳に傷や腫瘍がないかを確認することです。当院では、AI機能を搭載した最新型1.5T超電導MRIを使用しています。専門医である院長が自ら画像を読影し、即日診断を行います。検査の詳細については「MRI検査」のページを参照してください。
薬物療法(抗てんかん薬)
てんかん治療の基本は、毎日決まった時間にお薬を飲むことです。脳の神経細胞の過剰な興奮を抑えるお薬を用います。
- 個々の発作タイプ(部分発作、全般発作など)に適した薬剤の選択・・
- 少量から開始し、効果と副作用のバランスを確認しながら調整・・
- 最近は眠気やふらつきなどの副作用が抑えられた新しいお薬も選択可能です・・
- 定期的な血液検査による血中濃度のモニタリング・・
日常生活の管理と指導
お薬の服用に加えて、規則正しい生活習慣が発作の抑制に大きく貢献します。
- 睡眠不足の解消(過労は発作を誘発する大きなリスク因子です)・・
- 過度な飲酒の制限(アルコールは脳を刺激し、お薬の効果を乱します)・・
- ストレスの緩和と適度な休息・・
- 入浴時や運転、高所作業など、万が一の発作に備えた安全確保のアドバイス・・
けいれん・てんかんについてのよくある質問
Q1. 発作が起きたとき、口の中にタオルを入れたほうが良いですか?
A1. いいえ、口の中に物を入れるのは絶対に避けてください。舌を噛まないようにという配慮かもしれませんが、窒息の危険や、歯を折ってしまうリスク、介助者が指を噛まれる恐れがあります。周囲の危険な物(角のある家具など)を遠ざけ、静かに見守ってください。
Q2. てんかんは遺伝しますか?
A2. 多くの場合、てんかんが直接的に子や孫へ遺伝することは稀です。一部の特殊なタイプを除けば、体質として「少し発作が起きやすい傾向」が受け継がれる可能性はありますが、過度に心配する必要はありません。ご不安な場合は診察時にご相談ください。
Q3. 薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければなりませんか?
A3. 全員が一生飲み続けるわけではありません。数年間にわたって一度も発作が起きず、脳波検査などの結果も良好であれば、専門医の判断のもと、徐々に(数ヶ月から1年かけて)お薬を減らし、最終的に中止できるケースもあります。自己判断での中断は非常に危険ですので避けてください。
Q4. 自動車の運転はできますか?
A4. 一定期間(原則として2年間)、発作が完全に抑制されているなどの基準を満たせば、運転が認められる場合があります。ただし、これは法律や医師の診断に基づきます。患者さんの安全と社会的な責任に関わる重要な事項ですので、診察の際に現在の状況を詳しくお伝えください。
院長より
「けいれんが起きたけれど、どこの病院に行けばいいのかわからない」「てんかんという診断を受けて、これからどうなるのか不安」と悩まれている方は多いと思います。私は、日本神経学会専門医、脳卒中学会専門医、脳神経血管内治療学会専門医として、長年脳の疾患と向き合ってきました。おかだ内科・脳神経クリニックでは、佐野市高萩町というこの場所で、大学病院レベルの精密な検査を身近に受けられる環境を整えています。
けいれんやてんかんは、決して怖い病気ではありません。多くの患者さんがお薬で寛解(かんかい:症状が落ち着いて安定すること)の状態を維持し、仕事や家事、学業を普通にこなされています。当院の強みは、AI搭載のMRIを用いた迅速な診断と、専門医によるきめ細やかな治療調整です。不安な症状をそのままにせず、まずは一度ご相談ください。私たちは、あなたが安心して毎日を過ごせるよう、全力でサポートすることをお約束します。栃木県佐野市周辺で脳に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院へお越しください。私たちのクリニックは、いつでもあなたの味方です。
診療の流れについては「受診のご案内」のページで詳しく説明しています。
