脳卒中外来
栃木県佐野市高萩町のおかだ内科・脳神経クリニックが運営する「脳卒中外来」では、日本神経学会、脳卒中学会、脳神経血管内治療学会の専門医である院長が、一刻を争う脳の病気に対して的確な診断と治療を提供しています。脳卒中は日本人の死因上位であり、何よりも早期発見と予防が欠かせません。当院ではAI機能を搭載した1.5テスラの超電導MRIを導入しており、頭痛やめまい、手足のしびれといった気になる症状がある方に対し、即日検査と即日診断を行っています。地域の皆さんが脳の不安から解放され、安心して過ごせるよう専門的な知見から全力でサポートいたします。
脳卒中外来で診る症状
脳卒中は突然発症することが多く、その症状は多岐にわたります。私たちは臨床の現場で、患者さんやご家族から「いつもと何かが違う」という訴えをきっかけに重大な疾患を見つけることがよくあります。少しでも違和感を覚えたら、迷わず当院を受診してください。
運動障害と麻痺(まひ)
脳卒中の代表的な症状として、身体の片側に力が入らなくなる片麻痺があります。これは脳の運動をつかさどる領域がダメージを受けることで起こります。具体的な症状としては、以下のようなものがあります。
- 食事中に箸を落としてしまう、あるいは片方の口角から飲み物がこぼれる。
- 歩いているときに片足を引きずってしまう、またはスリッパが脱げやすくなる。
- 片方の腕が重く感じ、自分の意思で持ち上げることが難しくなる。
- 顔の半分が動きにくくなり、うまく笑顔が作れなくなる。
言語障害(ろれつが回らない、言葉が出ない)
言葉に関する障害も非常に多いサインです。本人は普通に話しているつもりでも、周囲が異変に気づくケースが少なくありません。これには構音障害(口の動きが悪くなる)と失語(言葉そのものが理解できない、出てこない)の2種類があります。
- お酒を飲んでいないのに、ろれつが回らずに「泥酔しているような話し方」になる。
- 言いたいことは分かっているのに、適切な言葉の名前が出てこない。
- 相手が話している言葉の意味が、外国語を聞いているように理解できなくなる。
- 文字が書けなくなったり、読めなくなったりする。
視力や視野の異常
脳の視覚を処理する部分や、眼球を動かす神経に障害が出ると、目に症状が現れます。これは眼科の病気と勘違いされやすいのですが、脳卒中が原因である場合も多いです。
- 突然、片方の目が見えなくなる(一過性黒内障など)。
- 物が二重に見えるようになり、焦点が合わない。
- 視野の半分が欠けてしまい、壁や人にぶつかりやすくなる。
失調(バランス感覚の欠如)と「めまい」
力は入っているはずなのに、ふらついて立てない状態を失調と呼びます。これは小脳や脳幹に問題が起きているサインかもしれません。めまいについての詳細は「めまい・ふらつき」のページを参照してください。
- めまいと共に激しい吐き気や嘔吐を伴う。
- 真っ直ぐ歩こうとしても、どちらか一方に体が傾いてしまう。
- 手元の細かい作業ができなくなり、ボタンをかけるなどの動作が困難になる。
脳卒中外来で診る病気
脳卒中とは、脳の血管が詰まる、あるいは破れることで脳細胞にダメージを与える病気の総称です。主に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つに分類されますが、当院ではこれら全ての可能性を考慮して診察を行います。
脳梗塞(のうこうそく)
脳卒中の約4分の3を占めるのが脳梗塞です。脳の血管が詰まり、血液が行き渡らなくなった脳組織が機能しなくなる病気です。血管の詰まり方によって、以下の3つのタイプに分けられます。
1. ラクナ梗塞
穿通枝(せんつうし)と呼ばれる脳の深い部分を通る細い血管が詰まることで起こる、小さな梗塞です。高血圧が主な原因で、小さな梗塞が多発すると将来的に血管性認知症の原因になることがあります。症状が軽いからといって放置してはいけません。
2. アテローム血栓性脳梗塞
首の血管(頚動脈)などの太い血管に動脈硬化が進み、内側が狭くなることで起こります。生活習慣病が深く関わっており、完全に詰まる前にTIA(一過性脳虚血発作)という前触れ症状が出ることがあります。生活習慣病の管理については「生活習慣病」のページを参照してください。
3. 心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
心臓の中にできた血の塊(血栓)が脳まで流れていき、太い血管を突然塞ぐタイプです。最も重症化しやすく、意識障害を伴うことも多い恐ろしい病型です。原因の多くは心房細動という不整脈です。心臓から飛んできた血栓は非常に大きく、広範囲の脳細胞を一気に破壊してしまいます。
脳出血
脳内の細い血管が破れて出血する病気です。出血した血液が脳を直接圧迫したり破壊したりするため、突然の激しい頭痛や麻痺が生じます。原因のほとんどは高血圧であり、血圧のコントロールが最大の予防策です。血圧が高いと言われたことがある方は、早めの相談が命を守ることにつながります。
くも膜下出血
脳の表面を覆う膜の間に出血する病気で、その多くは脳動脈瘤という血管の「こぶ」が破裂することで起こります。「バットで殴られたような」と表現されるほどの激しい衝撃を伴う頭痛が特徴です。一度発症すると予後(病気の見通し)が非常に厳しいため、未破裂のうちに発見することが重要です。
脳卒中外来における検査と診断
当院の脳卒中外来では、迅速な診断のために高精度の検査体制を整えています。私たちは、患者さんが抱える「今、自分の頭の中で何が起きているのか」という不安を、その日のうちに解消することを目指しています。
AI搭載1.5テスラMRI検査
当院の強みは、AI機能を搭載した最新型の1.5T超電導MRIを導入していることです。この装置により、目視だけでは見落とされがちな微小な変化も捉えることが可能になります。脳梗塞の早期発見には欠かせない装置です。検査の詳細は「MRI検査」のページをご覧ください。
- 即日検査・即日診断・・予約なしでの来院でも、可能な限りその日のうちにMRI検査を実施します。
- 専門医による読影・・日本神経学会、脳卒中学会の専門医である院長自らが、全ての画像を確認し、的確な診断を行います。
- 高画質な画像・・AI補助により、短時間で非常にクリアな画像を得ることができ、患者さんの負担を軽減します。
頸動脈超音波(エコー)検査
首の血管の壁が厚くなっていないか、血栓ができていないかをリアルタイムで観察します。アテローム血栓性脳梗塞のリスクを評価するために非常に有効な検査です。痛みもなく、その場で血管の状態を確認できます。
心電図検査
心原性脳塞栓症の原因となる心房細動を見つけるための検査です。通常の心電図で見つからない場合は、小型の装置を身につけて24時間の心拍を記録し、隠れた不整脈を逃さずチェックします(現在調整中)。
脳卒中についてのよくある質問
Q1. 症状がすぐに消えてしまったのですが、受診は必要ですか?
A1. はい、必ず受診してください。それはTIA(一過性脳虚血発作)と呼ばれる、本格的な脳梗塞が起こる前の警告かもしれません。症状が消えたからといって安心せず、早急にMRI検査を受けることを強くお勧めします。
Q2. 家族が脳卒中になりました。私にもリスクはありますか?
A2. 脳卒中そのものが遺伝するわけではありませんが、高血圧や糖尿病などのリスク因子(病気を引き起こす可能性を高める要素)は家族間で共通していることが多いです。心配な方は一度、「脳ドック」のページを参考に検診をご検討ください。
Q3. 高血圧の治療中ですが、脳卒中外来で診てもらえますか?
A3. もちろん可能です。高血圧は脳卒中の最大の原因です。脳神経の専門家の視点から、脳を守るための最適な血圧管理やアドバイスを提供いたします。生活習慣病の全般的なケアは「一般内科」のページでも対応しています。
Q4. MRI検査はどれくらい時間がかかりますか?
A4. 当院の最新型MRIであれば、撮影部位や内容にもよりますが、おおよそ10分から15分程度で終了します。AI機能を活用することで、従来よりもスムーズに精度の高い画像を撮影できるようになりました。
当院の脳卒中外来診療について
佐野市のおかだ内科・脳神経クリニックでは、院長である私が日本神経学会、脳卒中学会、脳神経血管内治療学会の専門医として、日々多くの患者さんの診察にあたっています。私たちが脳卒中診療で最も大切にしているのは「スピード」と「安心感」です。
脳卒中は、発症してからの対応が早ければ早いほど、その後の麻痺や後遺症を最小限に抑えられる可能性が高まります。しかし、多くの方は「この程度のしびれで行ってもいいのだろうか」「ただの疲れかもしれない」と受診をためらってしまいます。私たちは、その「迷っている時間」を「安心できる時間」に変えたいと考えています。
当院には、AI技術を駆使した高度な医療機器がありますが、それ以上に「患者さんの言葉に耳を傾け、不安に寄り添うこと」を重視しています。私自らがMRI画像を丁寧に読影し、現在の脳の状態、そして将来に向けて何をすべきかを、わかりやすい言葉で丁寧にご説明します。
「脳の病気かもしれない」と考えるのは、誰にとっても怖いことです。しかし、早めに対応することで防げる未来があります。栃木県佐野市周辺で、頭の重さ、手足のしびれ、めまいなどを感じている方は、どうぞ気兼ねなく当院のドアを叩いてください。地域の皆さんが笑顔で健康的な生活を続けられるよう、全力でサポートすることをお約束いたします。
脳神経内科としての詳しい診療方針については「脳神経内科」のページも併せてご覧ください。
